
会話術ってとても重要
それこそ、飲食店や夜のお仕事でも同じですが、「会話術」が注目される場面は多々ありますよね。
喫茶店などでは、スポーツやお天気の話は誰も嫌な気持ちにならないといわれているなど、その場に応じた会話術はさまざまな場面で活用されているようです。
今回は、高齢者との会話に最適な会話術をご紹介したいと思います。
介護の場面で盛り上がるのは、高齢者の楽しかった思い出についての話題です。
思い出話は盛り上がるだけではなく、過去を思い出すことでその人の脳の刺激にもつながります。
特に現在高齢の方は、激動の時代を生きてきています。
辛いことも多かったですが、それを吹き飛ばすほどの努力をしていますので、頑張った自分を思い出して元気が出てくる人も多いです。
会話の上で重要なことは、会話を引き出しながらその人の話をしっかりと聞いてあげること。
聞いてもらっていると自覚できると、より話したいという意欲が出てきますので、同じことを何度も話していたり、会話がおぼつかないことがあったとしても、不快な顔をしないで笑顔で聞いてあげることが大切です。
その他、高齢者との会話のコツ
若い人でも同じかもしれませんが、「健康」に関する話題は、高齢者の方との会話が弾みます。
高齢者になるほど健康に気を使う人は増えていきますし、自分自身、仕事やプライベートにおいても健康の話題には興味がありますので、お互いが楽しく会話を進めることができるでしょう。
また、会話をしている高齢者の出身地に関する話題もおすすめです。
高齢者は自分の故郷を愛している人が多いので、郷土について楽しく話してくれると思います。
その人の出身地についてよくわからなくても大丈夫。
分からないことは質問すれば、相手はより盛り上がっ答えてくれます。
その土地の風習などは分かりにくいことがあるかもしれませんが、郷土料理など食べ物に関する話だとお互いが楽しく会話することができると思いますので、食べ物のネタを振ってみるのもよいかもしれません。
お年寄りとの会話をどう進めていけばよいのか悩む人が多いですが、まずは相手が高齢者だから、という無意識の線引きをしないことが重要です。
自分が構えてしまうと、相手にその雰囲気が伝わり、弾むはずの会話も弾まなくなってしまいます。
年齢を関係なく、会話を楽しもうという気持ちで話しかけ、その上で相手が喜ぶテーマについて話をすれば、自然と会話がつなげていくことが可能です。
会話が弾まないことに悩んでいる方は、まずは身内のお祖父さんやお祖母さんなど、身近な高齢者の方と会話をして慣れていくとよいと思います。
回を重ねることで会話をスムーズに進めるようになりますので、頑張ってくださいね。